お客様からメールの設定方法について質問を受けることが多いので、文章化してみます。メールの設定方法などを説明する前に、まずメールの仕組みを説明します。
メールの仕組み †
メールは直接お使いのパソコンに届くわけではありません。

直接パソコンに届くのではなく、一旦サーバに届き、それをお使いのパソコンから読みに行くという方法がとられています。

サーバを理解しやすく手紙と郵便受けにたとえ変えて考えてみましょう。

少しイメージは湧いたでしょうか?
実際にはここまで単純ではありません。
例えば郵便受けがひとつだけではなく、複数あるのです。誰の郵便受けなのか名前をつけないと行けません。そうすると郵便受けというよりは、私書箱のようなイメージに成ります。個々の私書箱を判定するため、ユーザ名(アカウント名)を付けます。その私書箱の中身が誰にでも見れてしまうと問題がありますので、私書箱には鍵がかけてあります。この鍵がパスワードと呼ばれています。

こうして考えると、メールの設定をするときに、設定するものが2つ有ることが分かりやすいのではないでしょうか。一つは私書箱を設置すること。もうひとつは、使っているパソコンから私書箱にメールを取りに行くことです。
- メールの設定に必用な作業は2つ
- サーバに私書箱を設置する(サーバコントロールパネルから)
- ユーザ名(アカウント名)
- パスワード
この2つを設定する
- 使っているPCからサーバに有る私書箱にメールを取りに行く設定
- 送る時にどのサーバを使うのか(smtpサーバの指定)
- 取ってくる時にどのサーバを使うのか(popサーバの指定)
- どの私書箱を開けるのか(ユーザ名)
- 私書箱のパスワード
この4つを設定する